Flashアニメを作ってみる
はじめに
FLASHって何?という方のために少し説明します。
FLASHというのは、
マクロメディアという企業が開発した、音声やアニメーションを組み合わせたWEBコンテンツを作成するソフトのことです。また、そのソフトで作られたファイルも一般的にFLASHと呼びます(正確にはswfファイル)。
FLASHには「少ないファイル容量で音声付きの動画が作れる」という最大のメリットがあります。ファイルの容量が少なければ、Webで公開した場合、ファイルの読み込みにかかる時間が短くて済むので、作品を見る人にストレスを与えずにすみます。そんなわけで、現状ではアニメをホームページで公開するのに最適なものだと思われます。
FLASHを使うと、動画以外にも色々なことが出来たりするわけなんですけど、それはまた別の話。ここではFLASHでアニメを作るための情報を紹介します。その前に断っておくと、このソフトは有料です。企業の商品です。買わなくては使えません。
しかし、30日間無料で体験できるトライアル版をダウンロード&インストールすれば、機能制限はあるものの約一ヶ月はタダで自由に使えます(PROとBASICの切り替えが可能)。
最初はトライアル版を使ってみて、気に入ったら購入すると良いんじゃないでしょうか。

今やWEB用アニメーション作成ツールの世界標準となってしまったマクロメディアFLASHの最新版が2005/10/12に発売されました。
前バージョンのFLASH MX 2004と比較しても大差ない「BASIC」が驚くほど安くなった(半額以下)半面、PROは高めの価格設定。
しかし「ぼかし」などのエフェクトや「ブレンドモード」、「カスタムイージング」など多用しそうな新機能はPROだけにしか搭載されていないのが悩みどころ。
・
FLASH PRO 8と
FLASH BASIC 8の機能比較は
こちら。新機能については
こちら(音声あり)。
・
FLASH PRO 8への
アップグレードについて。
・無料トライアル版を
ダウンロード。
・
EIGHT THE PROJECT - 8でどんなことが出来るのかFLASHで説明。
アニメを作ることだけを目的にFLASHを買うなら、正直古いバージョン(FLASH MXやVer.5あたり)でも充分だと思いますが、アプリケーション開発とか携帯でも見れるようなFLASHを作る場合は最新版(PRO)の方が圧倒的に便利です。FLASHもやってみたいしWEBサイトも作ってみたいという方には、色々なソフトがセットで入っている
STUDIO
8がお勧めです(
詳細)。
FLASHを作るなら、少しくらい無理してでもマクロメディアのFLASHを購入すべきだと個人的には思いますが、他にもFLASHが作れるソフトを一応ご紹介しておきます。
こちらの2つの商品は、本家マクロメディアのFlashと比較すると機能は劣りますが、安価で制作も容易な簡易版として好評のようです。
FlashMaker3が2005/07/07に発売されました。
乗り換え版や
アカデミック版もあります。
無料トライアル版を
ダウンロード
こちらのトライアル版の試用期間は15日です。パブリッシュ(出力)したswfファイルには右下に「FlashMaker Trial Version」という文字が入ります。
EazyFlash
無料トライアル版を
ダウンロード
このトライアル版は無期限で使えますが、作業ファイルが保存できないので一気に作り切ってしまいましょう。 あと、後ろに「EazyFlash」という文字が入るのも体験版なので仕方がありません。我慢しましょう。ちなみにこのソフトは
KoolMovesという海外ソフトの日本語版です(こちらのトライアル版には文字が出ません)。
映画的なカメラワークが可能なちょっと変わった2Dアニメーションソフト。音声に合わせて自動的に口の動きを割り当てる「リップシンク機能」が魅力的。
Toon Boom Studio 無料トライアル版を
ダウンロード
トライアル版は機能制限なしで30日間使えます。
アニメーション入門ソフトとしては良さそうな感じ。ただベクター画像や音声ファイルを扱えないのが辛い。起動回数30回までは無料試用できるシェアウェア。
その他にも、文字アニメに特化した
SWiSHや
FlaX、
Wild fx、多間接アニメに特化した
moho、バナーやボタン作成に特化した
Flash
Designerなどがあります。
フリーソフト(お金を使わずFLASHを作る)
ペイントソフトのような描き味のドローソフト「Expression」がフリーウェアになりました。要登録、英語版のみ。登録が嫌な人は
ココか
ココから直でダウンロード。ちなみに、Windows版は日本語環境だと動きません。
FLASHでアニメーション・バナー、メニューなどを無料で作りたい人向け。
参考リンク
・
EJMode・・・海外ソフトの日本語化ソフト提供サイト。Powerbulletの日本語パッチも配布中。
無料でFLASHが作れるフリーソフト。静止画や動画ファイルをSWF(Flash)形式のムービーファイルに変換できる。本家Flashと違ってベクター画像は扱えませんが、GIFアニメには不向きな色数の多い画像でも高画質で動画再生することが出来て音声も付けられるので、Flashを持っていないGIFアニメ製作者にお勧め。
MotionSWFと同じく静止画やAVIファイルからSWFやMOVを作成するソフト。ベクタ&音声ファイルは扱えません。
Linux版のFlash。
作る
まず、Flashを起動しましょう。「レッスン」とか「チュートリアル」とか言うのがありますね?(見つからない場合は、HELPを参照してみてください。)専門用語やら解説が分かり辛かったりするせいで少し難しいかもしれませんが、まず「レッスン」を一通りやってみるとFLASHの使い方、アニメの作り方が大体理解できると思います。
やってみたけどさっぱりわからなかった!とか、面倒くさい!という人は「FLASHハイスピード講座」を見て覚えましょう。
このFLASH講座は、「大至急FLASHでアニメを作れるようになる」ことを目的とした講座なので、アニメの作り方以外は一切説明していません。そして、飛ばし読みしたりすると途端に理解できなくなります。(2004/1/18
22時30分)
それでも分からなかったという人は下のサイトで学習してみましょう。解説が丁寧です。
参考リンク
FLASHの勉強
・犬養式FLASHの作り方・・・(NEKOCHAN-Xさん)
・超初心者向けFlash講座・・・(楓さん)
・Design Pocket TaMaGo
・初心者のための動くホームページ作成講座
・FLASH道場
・Flash講座
・初歩からのアプリケーション講座:Flash
アニメーションの勉強
・A.e.Suck's
Wave Site・・・(A.e.Suckさん)
・ポエ山教授のお部屋・・・(ポエ山さん)
テクニックの勉強
・第1回グラデーションによる擬似的な3D表現・・・(Flash Design Factoryさん)
・3Enhanced・・・チュートリアル
・FLASHで奥行きのある魅せ方・・・(AKIOさん)
・Flash自分流 マウスでベクター絵を描く・・・(しっぽのとこさん)
役立つソフト(ほとんどフリーソフト)
:::ローディング画面を作りたい:::
swfファイルの容量がある程度大きい場合、見る人にファイルを読み込み中だということを伝えるためにロード画面が必要になります。しっぽさんがローディングのFlaファイルを配布してくれているのでアクション・スクリプトが分からない人は、それを使わせてもらったりカスタマイズしたりしてみましょう。
:::ファイル容量を減らしたい:::
FlashMXやMX2004、FlashMaker2のようにswfを圧縮するソフトを使っている人には不要だが、それ以外のソフトでFlashを作っている人は重宝するswf圧縮ツール。簡単な操作でファイル容量を激減。
:::ファイルを変換したい:::
swfファイルをAVIファイルに変換してくれる英語のフリーソフト。音声は無理なようです。
Flashファイルをビデオ・ファイルに変換するソフトのサンプル版。オーディオ・データ及びムービー・クリップを含むswfファイルさえ可能。
:::Flash再生プレイヤー:::
Flashをビデオ感覚で見れるプレイヤー。他の人の作品をじっくり見たい時、参考にしたい時などに重宝します。拡張ツールなどもあります。
Flash の保存、再生、巻き戻し、早送り、画面キュプチャーなどが可能。
IE (Internet Explorer) のキャッシュを検索し、swf
ファイルを再生、保存することが可能。
:::
Flashを解析:::
フラッシュファイル(*.swf)内部にある画像や音声、ビデオなどの素材を抽出するアプリケーションです。
swf内のアクションスクリプトを見れるフリーソフト。英語。
swfから画像、音声、Flash Video、フォント、テキスト、ムービークリップ、ボタン、アクションスクリプトなどを抽出し解析することが可能。英語のシェアウェア。
参考リンク
・
マスコットちゃんの暇つぶし - 日本語化パッチを配布されています。メインメニュー→ダウンロード→SWF Decompiler→右端のスクロールボタンで最下部までスクロール→クリックしてダウンロード。
FLASHで表現する3D
FLASHでも3D表現を使ったものをよく見かけるようになってきました。FLASHで本格的な3D表現をするのは実はとても大変です。
簡単なものなら
Swift3Dというソフトだけで作成可能ですが、本格的なものを作りたい場合、
LightWaveなどで作った3Dアニメを、Swift3Dでベクターグラフィックに変換して、Flashでインポートして編集、という手順になります。3つのソフトが必要なのでお金と時間がかかります。
最近は、swiftの他にも、
Strataや
Poser、
Carrara、
Plasma、
Amorphiumなど、Flash出力に対応する3D
CG制作ソフトが増えてきています。3Dで表現の幅を広げてみるのも良いんじゃないでしょうか。
参考リンク
・
Poser:フラッシュギャラリー
- Poserを使った作品例。
・
Flash GELLERY (
D-KAGAさん)
- Strata,Poser,Carraraなどを使ったFlashアニメ。容量の少なさに驚く。
お金を使わずに3D表現してみたいなら、フリー版のメタセコイアでモデリングしてMikotoでアニメーション→Mikotoで連番bitmap出力(変な画像が出てしまう場合はディスプレイの設定を32bitにしましょう)→そのbitmapをFlashで順番に表示、という方法が一番お手軽かもしれません。BitmapはPadieというフリーソフトで減色したり、jpegやpngにしたりしてあらかじめ容量を削った方が良いかも。もっと削りたいなら、Flashのビットマップトレース機能でベクターに変換して最適化すればかなり軽くなります。
FLASHで絵を描く
Flashアニメを作るなら、背景以外はFlashのツールで描くのがベストだと思います。ただあまりにも線の数が多いと表示するときに処理が重くなるので、最適化するなどして出来るだけ線の数を減らすことが重要です。あまり動きのない絵として使う場合は、問題にならないと思いますが。。。
背景は他のペイント系ソフトで描いたほうが雰囲気が出て良いかもしれません。背景を激しく動かしたい場合はやはりFlashやillustratorなどで描くベクターの方が向いています。ビットマップなどのラスター画像をFlashで動かすとカクカクするので現状ではあまり向いていなのではないかと思います。
FLASHは他のドローイングツール(お絵かきソフト)と比べて、絵を描く時の操作にクセがあります。そして、ベクターグラフィックということもあって、線や色使いに個性を持たせたり、思い通りの絵を描くことは困難です。
そこで、FLASHで綺麗な絵を描く方々をご紹介したいと思います。
参考リンク
・MARU
PRODUCTION - ビットマップを組み合わせてアニメーションしています。キレイ。
・こしあん堂 - グラデーションの使い方が秀逸。
・Jelly
beans - 色使いが素晴らしいです。
・labix - 小さいオブジェクトが効果的に動いています。光と影の対比が美しい。
・Goober Productions - ラスタとベクタが違和感無く融合しています。
・OH! スーパーミルクチャン ミルクの IT 革命 - ベクターグラフィックスはこういうPOPなデザインに最適だと思う。
・vectorkid.com - ベクターでの表現方法を学べるチュートリアル。Flaファイルのダウンロード可能。
FLASH参考書
有名どころしかありませんが、とりあえずご紹介します。
・FLASHアニメーション完全攻略―プロが教えるワザとコツ -
A.e.Suck (著)
この本があればアニメの専門学校に行かなくても済むみます、たぶん。アニメーションの勉強をしたい人にとって、この本は良い教科書になるはず。
・おしえて!! FLASH MX
2004 毎コミおしえて!!シリーズ
- まつむら まきお (著), たなか まり (著)
FLASHをこれから始めるという方にお勧めです。最初に読んでおくべき本。
・FLASH ActionScript辞典 - 伊藤 のりゆき (著), 古籏 一浩 (著)
アクション・スクリプトを使いたい人には必須らしいです。私の知り合いはみんな持ってます・・・けど私は持っていません。
FLASHあれこれ
・見えないハズのモノが見えるよママン!
古いディスプレイでFLASHアニメを見ていたら、オブジェクトが重なっている時に後ろの線が透けて見えた。透けるのはカラーでベタ塗りしたオブジェクトにマスクをかけている部分。なんで?と思ってwebで検索してみたがこのような現象は何も報告されていない。まあいいかと思いしばらく放置していたら、ある人からこれはディスプレイの設定がHIGH COLOR(16ビット)だと起こる現象だと教えられた。試しにTRUE COLOR(32ビット)で見てみると確かに線が見えない。なるほどこれにて一件落着(もしかしたら別の問題かもしれませんけど)。
でもこれでは作る立場の人間にとって何の解決にもならないので、この現象に悩んでる方のために(いるのか?)苦肉の策ですが一つだけ提案。色を塗るときは全てカラー以外(線状、放射状、ビットマップ)で塗る。こんなんでどうでしょう?処理が重くなるような予感がしますけど、どうしても線が気になる人はどうぞ。
・UNIXだってFLASHムービーを作りたい
・FLASHで綺麗に音をループさせる方法
(草原介入さん)